農的アクティビスト

ID305 今西徳之さん

 鴨川の曽呂地区は、海に近い上に里山の要素もふんだんにあり、気候が温暖で冬でも過ごしやすいため、安房マネー会員の方も多く住んでいる地域です。その曽呂地区に、何度か居を移し替えながら、25年前から住んでいる今西さんを今回は訪ねてみました。曽呂の大鳥居近く、民宿高鶴山荘の並びに、現在のお住まいがありました。

ナホコ(以下N):今西さんといえば、私の中では多くの社会活動の中心人物と して活躍しているアクティビストというイメージですが、今どのくらいの活 動をこなしてるんですか?
今西さん(以下I):自分でもあまり把握していないので、たった今動いているも のをあげてみますか。「里山生活お助け隊」「安房手造り醤油の会」「鴨川9 条の会」「残土から地域を考える会」が大きいところかな。「子どもたちの未 来を考える母の会」(MUC)、避放射線保養所「まちの縁側かもがわ」のお 手伝いもしています。あと、野口整体の活元会も、定期的に行なっています。
N:う〜ん、やはりすごい色々とやってますよね。ひとつひとつ聞いてみたいで す。まず、「里山生活お助け隊」というのは?
I:里山に暮していて、ちょっとしたことを人に頼みたい場面って沢山あると思うんです。とくに高齢者の方で、ヘルパーさんに頼める仕事内容には制約があって、それにあてはまらない仕事はどうしたらいいんだ。みたいな。
N:あぁ、例えば電球を交換する、とかですか?
I:そんな感じです。あとは庭木の手入れとか、部屋の片付けをするとか。
N:何人位メンバーがいるんですか?
I:20人位いるんじゃないかなぁ。常時実働しているのは、2〜3人ですけど。
ヨシキ(以下Y):僕もメンバーに入れてもらってるけど、ユーレイ部員ですみ ません(笑)
I:そうなんだよね。皆忙しくて。ただ、仕事は断ってしまうと次に声をかけても らえなくなるので、なるべく断らないようにしているんだよね。だから、自分 のところの草刈りなどが間に合わなくて、逆に人を頼んだりして(爆笑)
N:「安房手造り醤油の会」では、搾り手として欠かせない存在ですよね。
 今、何樽の参加があるんですか?
I:20樽位です。今、搾り手の育成にも力を入れています。
Y:この活動は、「安房自給組合」の延長線上にあるのかな。
I:そうだね。でもまだ、すべての素材を自給するというわけには、今のとこ ろいっていなくて。醤油麹は全国でも数少ない専門の店から買っている んだけど、その貴重な技術が徐々に廃れつつあることに危機感を抱いて て。そんなわけで今年から市内の麹屋と協力して、醤油麹を作る実験を 始めてます。
 そうだ、副産物としてこんなの作ってみたんだけど、どうかな?
Y:おー!これはシリアル?!自家製シリアルだー。
N:おいしいです♪「鴨川9条の会」は、今どんな活動をしているのですか?
I:今取り組んでいるのは、憲法草案作りです。憲法9条が良いというのは、 前提としてあるんですが、どうして良いのかを伝える言葉を僕たちが
 持っていないということになって・・・それで、草案を自分たちの言葉で
 考えてみようという試みが始まって。
N:なるほど。その作業を経ると、ひとつひとつの言葉の重みが理解できる ようになりそうですね。
Y:そういえば、震災直後に立ち上げた、「南房総サマータイムブルース」と いうのもあったよね。
I:それは、「子どもたちの未来を考える母の会」(MUC)という団体の活動 に、自分の中では変化していきましたね。市内の給食センターに、放射能 検査の実施と公表をしてくれるよう働きかけてきました。
N:おかげさまで、最近は給食の献立表の裏面に、産地と放射能数値が掲 載されるようになりましたね。ありがとうございます。
Y:最近は、田中さんが主催している「南房総GREENS Cafe」にも参加
 しているんですか?
I:僕は、政治や政党などは基本的には興味がないのですが、例えて言うな ら、どうしても車に乗らなくてはいけないなら、安全性の高い車に乗りた いなという思いがあって。今の政治は、右にハンドル切ったり、左にハン ドル切ったり、急にブレーキ踏んだり・・・効かなかったりでしょ?(笑)
N:ホントですね!まったく同感です。現金収入はどうしているんですか?
I:それは酪農ヘルパーをしています。あとは、「里山生活お助け隊」も、主な 現金収入となっていますね。
Y:うんうん。「里山生活お助け隊」など、自分たちで仕事を作っていくのは、 これから絶対必要になってくると思う。最近、臼田さんの読書会も盛り 上がっているようだし、曽呂がアツいですね!これからも楽しみです!
N:今日は、いろいろと勉強になりました。ありがとうございました。

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