「ゆりかごから墓場まで」第一回・助産院ねむねむ

ID20 助産院・ねむねむ 根岸雄子さん

今は南房総市に編入されましたが、数年前までは三芳村と呼ばれ、有機農業発祥の地として、ここはつとに有名。そういえば、根岸雄子さんのお連れ合いは、安房マネー会員(会員NO、20)で、無農薬・無化学肥料栽培でお米と野菜を栽培しておられる(「有機農園・ねぎぼうず」)。

今回のインタビューのテーマは”ゆりかごから墓場まで”ということで、人間の誕生に係わるお仕事をしておられる根岸さんを訪問しました。次回はいのちを終えるとき、お世話になる方を訪問する予定です。

ーーいつ助産院を始められたのですか?

根岸(以下N):平成19年(2007年)からで、自宅出産の手助けをしていました。平成22年(2010年)にこの助産院を建て、入院も可能になりました。

 

ーーそれ以前は、どんなことをしておられたのです?

N 助産師の資格を持っていたので、海外青年協力隊員としてソロモン諸島に行き、そこで主人と知りあい、帰国後結婚して三芳村に来たのです。

 

ーー助産院を開設しようと思われた動機は?

N 自立したかったんです。医師もそうですが、助産師は法的に開業が可能なんですね。でも、結局は”赤ちゃんが好き!”ということかな。

 

ーー病院出産と助産院での出産との根本的な違いはなんでしょう?

N 助産院での出産は、正常なお産、自然分娩が可能と思われる妊婦さんだけが対象なのです。病気を持っている人,例えば心臓病や生活習慣病を持っている人はダメなんですね。ですから手術とか医療処置は出来ないのです。

万一、陣痛開始後に胎児心音低下や異常出血があれば、緊急提携医と連絡をとり、病院にいっていただくことになります。

従って妊婦さんには、病院で出産するよりも厳しい自己管理と努力が求められるのです。自分のコンディションを整え、規則正しい生活を送り、前向きな姿勢で妊娠期を過ごせてこそ、健やかで安全な出産が迎えられるのです。その点をどうぞ強く自覚し、出産に臨んでいただきたいと思います。

 

ーー病院出産の問題点はなんでしょうか?

N コンピューターのデーターしか見ていない、ということではないでしょうか。人を見ていないように思います。

古くは「取り上げ婆」、戦前は「産婆さん」と呼ばれ、誰もがお世話になっていたのですが・・・・。戦後、GHQが「産婆さん」の権利を取り上げてしまい、医療に取って代わられてしまったのです。

現在、自宅や助産院での出産は、1%くらいでしょう。ここ南房総市の地元でも、ほぼ100%病院出産だと思います。妊婦の夫や母親が不安がり、病院出産を望むんですね。

でも、病院での出産に不満をもつ人や、自信を持っている人、又リピーターの妊婦さんたちの、ねむねむ助産院での出産は増えています。

 

ーー助産師になって一番うれしかったことは?

N 無事赤ちゃんが生まれてくれた時。お母さんが赤ちゃんを抱きしめる瞬間!ですね。

 

ーー一番切なかったことは?

N 海岸で、赤ちゃんが捨てられていたこと。そうする前に相談する人がいなかったかと思うと・・・・。

 

ーー安房マネーは使えますか?今まで安房マネーを使った妊婦さんはいましたか?

N ええ、使えますよ。交通費の一部ですが。平成20-21年ごろ2~3人の方が。

 

ーー安房マネー会員に何かメッセージは?

N しっかり体を動かして、健康な生活を送ってください。

 

ーーありがとうございました。

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