新天地・鴨川で、音楽と共に生きる

ID342 ヤンシーさん

ハーフビルドでご自宅を建て、昨年鴨川へ移住されたヤンシーさんご一家。今回は、こだわりとピアノがたくさんの素敵な新居にお邪魔して、インタビューさせていただきました。

 

ーー鴨川にいらしたきっかけは、何だったんですか?

Y 九十九里から、新天地を求めて探している頃に、林さんの講演を聞きまして。それで、田んぼを手伝う体験ができるっていうんで、体験させてもらって、鴨川素晴らしいってなって。それまでいろんな所を探したんですけど、結局鴨川来ちゃったら、いや〜もうここしかない!と。最初は僕が、都内に行く仕事が多いので、鴨川なんて絶対ありえないって言ってたんですけど(笑)、林さんの田んぼ手伝って、こっちの景色見ちゃったら、もう距離は関係ないって。建物も、Nagaiki-工房さんって、すごくいい建物建ててらっしゃる方がいらっしゃって、そちらにお話をさせていただいて、どんどん動き出して。ハーフビルドで、僕らも本当に手伝って、厳しく指導されて(笑)、泣くまでやったもんね。

ーーエネルギー使ったでしょ〜。

Y もう過労死しそうでしたね(笑)

ーー仕事もしながらでしょ?

Y そうですよ〜。もう必死でしたね。あんな体験二度としたくないですけど(笑)、体験できて良かったですね。

ーー九十九里には何年ぐらいお住まいだったんですか?

Y 九十九里は5年ですね。

ーーその前は東京?

Y 僕は横浜に住んでまして、実家は東京でした。

ーー九十九里に来ようと思ったのは、どうして?

Y 地方に、いろんなツアーで行くじゃないですか。それで、地方で知り合う同世代の人達を見てると、地方のほうが豊かなんですよ。

東京は、お金がかかりすぎるし、家を買うにしても、土地も高いし。地方の同世代の人達が、ちゃんと自分の家を持ってそうやってやってるのを見ると、それができるのが地方の良さだなと。それで千葉のサイトを見てたら、これだったら夢が実現するかもしれないって思って。もう東京みたいにゴミゴミしたところも嫌だし、それがきっかけですね。

屋久島に、ライブで行かせていただいたときに、屋久島の人達と仲良くさせていただいたんですけど、本当にうらやましいくらいの暮らしと考え方をしていて。朝早くから体を使って働いて、夕方からは飲んで騒いで・・。

ーー釜沼でもそうですね(笑)

Y そういう生活を見ると、人間ってやっぱりこうあるべきだなってすごく感じました。そういう意味では、地方で暮らすっていうことが、本当に理想的な動きになっていくんだと思うんですよね。自分を振り返ってみても、都会にいる時は、半日休みになった、じゃあ何しようって、気分転換だからDVD借りてきて見るかなあとか、あのカフェに行ってみるかなあとか、そういう遊びしかないんですけど、こっちだったら違うじゃないですか。一歩出れば、全てが遊びだし、全てが気持ちいいし、やることはいっぱいあるし、そういうものが、本当にこっちに来て良かったなあと思います。

ーーそういう仲間が、どんどん増えるんじゃないかなと思います!

Y やっぱり、あわマネーの存在も、大きいですね。そういうことを考えてる人がいるんだって。東京の友達とかに話すと、みんなうらやましいって。そういうネットワークがあって、食べるものとか、気にして丁寧にやっていこうって、ちゃんと考えてる人達が集まる場があるっていうのが。東京だともう、他人は他人だし、お金で全て買って、生きていく世界ですから。それを考えると鴨川は、自然も豊かだし、そういう次のことを考えている人達がたくさんいるっていうところで、すごく魅力があるんですよね。

こういうのって、あんまりないですよね。あわマネーみたいに、(ネットワークが)ちゃんとできあがってて、共有できることは共有して、でもみんなそれぞれ自分のスタイルは持ってやってるっていう。何組かが集まってやってるところはあると思うんですよ。誰か影響力のある人が一人いて、そこにアーティストが集まってるとか。

ーー価値を共有してる、意識のコミュニティなんだよね。だから、これっていう思想がある訳でもないし、決まりはないんだけど、何かの価値を共有している。

その中にもいろんな考えの方はいらっしゃるけど、でもそこで、対立とかじゃなくて、違いを尊重できる余裕があるというか。私もこのコミュニティがあるおかげですごく助かっていて、本当にありがたいな〜と思っています。ところで・・ジャズやブルースを始めたきっかけは?

Y 高校生のときは、ロックバンドやってたんですよ。でもある日、テレビでブルースブラザーズが流れて、それ見た瞬間に、あっこれだ!って思って。そこからですね。大学では、入学して最初の日に、校舎に入るより先に、ブラックミュージックのサークルの門を叩いたんです(笑)

そこから先は、授業に行くより、そっちの方が長かったですね。学校行ったら常にそこで練習して、とにかく音楽ばっかりでしたね。

ーーヤンシーさんのプロフィール見て、うわ!ってなりましたよ〜。YMOとかね。田舎暮らししてる人、音楽好きが多いよね。さんざん遊んでここに来た、みたいな(笑)

Y このまわりに移住されてる方、いろんなことしてきてるんだろうなって、風貌もね、いい感じの人多いよね(笑)

ーー集まってくるんだよね。土地が持ってるパワーだね!鴨川で、これからやりたいこととか、何かありますか?

Y やっぱり、いろいろ作ってみたいですね、自分たちが食べるものを自分の手で作ってみたいし。あと、自分が子供の頃、親父が公務員だったんで、いろんな所に転勤して、その中で岐阜の田舎に住んだ経験が記憶にすごく残っていて。子供にとっては、本当に美しかったんですよ。楽しかった、毎日が。川に入って、走り回って。

ーー本当に超田舎の、自然豊かな。

Y そうなんですよ、たぶん何にもないところなんですよ大人から見たら、ただの小川が流れてて。だだっ広い野原がいっぱいあるようなところ。その記憶がすごく強くて、自分の子供も、そういうところで経験させてあげたいなと。そこで何か食べるものも一緒になって作ってみたいし、それによって学ぶこともあるでしょうし。そういうことを、これからやっていきたいですね、ひとつひとつ。

ーーもう、空いてる棚田が眼の前にあるよ〜!棚田でお米を作るピアニスト!(笑)

Y ライブのときに売るんですよね(笑)

ーーこれからが楽しみですね!鴨川でも、ぜひ素敵な演奏を聴かせてください。今日は本当にありがとうございました!

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